こちらの商品は1mからの切売りです。数量をメートル単位で販売します。端数は切り上げてご注文願います(3.5mであれば数量を4でご注文ください)。
必ずプラグとセットでご購入ください。
Beldenはアメリカの大手ケーブルメーカーです。またアメリカのエンターテイメントを陰ながら支えてきたメーカーの一つです。
多くの録音やステージを支えてきた存在といっても過言ではありません。
この8412はその代表する一本です。
8412は2芯錫メッキによるシールドケーブルです。その構造から本来はマイクケーブルとして幅広く使われています。
楽器用シールドとしてフォーン ケーブルとしても熱狂的なファンが多く、2芯ケーブル特有の帯域の広さや、ノイズの少なさ、ケーブル長による減衰の少ないことで得られる腰の強いサウンドを感じさせます。
「ベース用では定番」とする意見も多く聞かれます。一方、ギターケーブルとしては好みがわかれます。また、スズメッキによるドライなサンドも特徴です。ギターであればハムバッキングのピックアップで軽くドライブさせると乾いた「いかにもアメリカ」なサウンドになります。
ハイが物足りないという意見もありますが、ある程度トーンを絞って演奏するプレイヤーにとっては最適な選択肢のひとつとなります。ファットな弾き心地はBelden8412特有のものがあります。
外皮のゴムが硬めで、汚れがつきやすく、その辺りにもアメリカを感じるでしょう。また、絶縁体として紙や紐などが使われ、物質的に柔軟性は少ない作りになっているのも特徴です。
ただし、頑強さはあり、まさにヘヴィデューティな印象は国産ケーブルにはない魅力があります。
配線について
Belden 8412をフォーン端子で使う場合の配線についてはいくつかのパターンがあります。
- 芯線(黒と白)をまとめてプラスに配線。シールドをGNDに配線
- 芯線を一本のみプラスに配線し、もう一本とシールドをGNDに配線
- 芯線1をプラスに、のこりの芯線をGNDに配線し、シールドは結線しない
- 片側を2の方法、もう片方を3の方法で作成(いわゆるセミバランス)
1の配線は中域の力強さが増しますが、その分、高音がマスクされて感じることがあります。2は1よりも高音域の艶が出てきます。3は全体的にすっきりした印象になります。
Belden8412を選択する意図を考慮し、SSHでは通常配線としては黒をプラス、白とシールドをGNDに結線する方法を選択しています。4はノイズが環境によって乗ることがあるため積極的にはオススメしていません。
セミバランス配線については指定がある場合にのみ対応します。ご要望の際はご注文時にご指示をご入力ください。
外径:6.65φ
芯数:2芯
シールド:編組
静電容量:190pf/m
外皮:EPDM